奥歯のインプラント治療

この記事では、奥歯のインプラント治療におけるメリットやデメリット、注意点を解説します。奥歯のインプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

奥歯をインプラント治療するメリット・デメリット

メリット

奥歯のインプラント治療には以下のようなメリットがあります。

• 自然歯のような噛み心地で食事が楽しめる
• 噛み合わせのバランスが整えられる
• 入れ歯のようにズレる心配なく綺麗な発音で会話が楽しめる
• 入れ歯やブリッジと比べて違和感や痛みが少ない
• 顎の骨を丈夫に保てる

インプラントのメリットは、入れ歯のようにズレる心配がないことやブリッジのように健康な歯を削ることによる虫歯のリスクが少ないことです。インプラントは審美性が高まる素材を使用しているため、入れ歯やブリッジのように見た目を気にする必要もないでしょう。

デメリット

奥歯のインプラント治療のデメリットは次のようなものが挙げられます。

• 全額自己負担となり費用がかかる
• 治療期間が長い
• 顎の骨が不足している場合は補う必要がある

治療後はインプラント歯周炎を発症する可能性もあるため、歯磨きで口の中を清潔に保つことに加え、定期的なメンテナンスが必要です。

奥歯のインプラント治療に関する注意点

既往症や疾病がある場合

インプラント治療は麻酔を用いた外科手術を行うため、健康状態が思わしくない場合は治療が受けられないこともあります。以下のような病気を患っていたり、かかったことのある病気がある方は歯科医に相談しておきましょう。

• 高血圧
• 糖尿病
• 貧血
• 心臓病
• 骨粗しょう症

安全に治療するためにも、この他の病気で投薬中であったり、以前にかかっていた上記以外の病気がある場合も歯科医に相談しておくことをおすすめします。

顎骨が不足している場合は別の処置が必要

インプラント治療はインプラントを固定するための顎骨が必要です。顎骨の厚みや深さが足りなかったり、骨密度が低下している場合は骨を補うための処置を受けなければ治療ができないケースもあります。

人工骨で足りない骨を補う方法や別の骨から移植する方法などがありますが、骨造成を行った後は経過観察が必要となるため、すぐに治療することはできません。

事前のCT検査が重要

インプラント治療を行う際は顎骨の厚みや強度、神経や血管の位置を確認しなければなりません。これらを確認せずに治療を行ってしまうと大事故に繋がる恐れがあるため、事前にCT検査を受けることが重要です。

各治療（インプラント・ブリッジ・入れ歯）に適した人とは？

メンテナンスが簡単な入れ歯は初めて歯を補うという方や、失った歯が多い方に適しています。その一方で、ブリッジは健康な歯を削る必要はありますが、失った歯の本数が少ない方や、話しやすさを重視する方に向いているといえます。

インプラントは見た目も綺麗で自然歯のようにしっかりしており、治療後の不快感が少ないので、長期的な視点で考えるならインプラントを検討してみてはいかがでしょうか。

また、インプラント治療は奥歯よりも、顎の骨が少ない前歯の治療の方が難しいとされています。前歯のインプラント治療についても詳しく知りたいという方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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