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歯ぎしりや食いしばりなど、歯や歯茎に負担をかけてしまう癖がある人は、インプラント治療に支障をきたすのではないかと考えるかもしれません。本記事では、インプラント治療における歯ぎしりや食いしばりの影響と、対処法について解説します。
歯ぎしりは、寝ているときなど無意識に上下の歯をすり合わせてしまう行為です。歯ぎしりを自分でしていることに気づいていない人がほとんどですが、音が出ることが多いため、家族が気づいて指摘を受けたときに初めて気づくという人が多いと思われます。
歯ぎしりには歯をすり合わせる「グライディング」と、歯を噛みしめる「クレンチング」、歯をカチカチと鳴らすように噛む「タッピング」の3種類に分けられます。比較的多いのがグライディングで、タッピングを行う人は少ないです。
クレンチングは音がしないため、自分はもちろん家族でも気づかないことが多いと思われます。
食いしばりは歯を噛み締めてしまう行為で、先の歯ぎしりで上げた「クレンチング」にあたります。歯ぎしりと同じように、食いしばりも就寝中に行っていることが多いですが、日常生活の中で気づいたら食いしばりをしてしまっているというケースも少なくありません。
起きているときに食いしばりをしていることに気づいたら、すぐにやめることができます。しかし無意識で行っているケースが多いため、なかなか治りにくいです。
結論からいうと、歯ぎしりや食いしばりの癖がある人でもインプラントを行うことは可能です。ただし、これらの癖がある人はインプラントに向かないとされている点は否定できません。 インプラントをしている歯には「歯根膜」がありません。
歯根膜がない状態で歯ぎしりや食いしばりをすると、歯や顎に負担がかかりやすくなります。歯ぎしりや食いしばりを続けることで歯や顎に大きな負担がかかってしまうと、インプラントが破損してしまう可能性があるのです。
しかし、歯根膜に負担がかからないような対策を取ることで、インプラント治療を受けられるケースは少なくありません。
ナイトガードとは、柔らかい素材でできたマウスピースのことです。ナイトガードを寝ている間に装着することで、歯ぎしりや食いしばりでインプラントに負担がかかってしまうのを防げます。
どうして歯ぎしりや食いしばりをしてしまうのかという理由は歯学的に明確になっていませんが、ひとつの原因として歯のかみ合わせが悪いことが挙げられます。噛み合わせが悪い自覚があり、歯ぎしりや食いしばりをしてしまっている人は、歯列矯正を行うことで癖が改善されるかもしれません。
ナイトガードを装着するのもひとつの方法ですが、あくまで対処法なので、癖を直すことにはつながりません。根本から歯ぎしりや食いしばりを改善したい人は、検討してみてはいかがでしょう。
インプラントは外科手術を伴う高い技術が求められる治療です。
歯科医師のスキルの目安になる一つの指標が、
『厚生労働省認定歯科医師 臨床研修指導医』
という資格。
歯科医師に指導できるだけの経験や技術を持ち、常に研鑽を積んでいる医師だけが保有できます。
このサイトでは、厚生労働省認定の臨床研修指導医がいる歯科を、名医がいるクリニックとして定義。
そのうえで、さまざまなインプラントの治療法に対応しているかどうかでクリニックを比較しました。(2019年6月時点)
▼表は横にスクロールすることができます。
ケンデンタル クリニック |
ササキデンタル クリニック |
南外山堀井歯科 |
切らない治療 | 骨を厚く する治療 |
静脈内 鎮静法 |
オールオン4 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
記載なし | 〇 | 記載なし | 記載なし |
記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
※1 治療終了後も定期健診を受けられる方が対象になります。
※このサイトでは、厚生労働省が歯科医師臨床研修施設として認定している歯科を、名医がいるクリニックとして定義しています。