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この記事では、犬歯のインプラントを考えている方のために、メリット・デメリットについて詳しく解説します。犬歯のインプラントを検討しているのなら、ぜひ参考にしてみてください。
犬歯は全部で4本あり、1本でも欠けると歯の噛み合わせが悪くなってしまうほど重要な歯です。そのため、犬歯は他の歯よりも丈夫にできていて、神経も長く伸びているのが特徴です。
犬歯は「糸切り歯」とも呼ばれる歯であり、噛み合わせの目印として状態を安定させ、下顎の位置を決めている歯です。下顎は頭蓋骨と靭帯・筋肉だけでつながっている不安定な状態なので、犬歯は非常に重要な役割をしています。また、奥歯に負担がかかり過ぎないようにしているのも犬歯です。
もし犬歯がなくなってしまうと下顎が不安定になり、位置も定まらなくなってしまいます。そのため、他の歯には問題がなくても噛み合わせが悪くなってしまったり、奥歯に過度の負担がかかってしまったりし、ひどいときには奥歯まで失うことになりかねません。
たとえ失った犬歯が1本だけだったとしても咀嚼しづらくなり、口の中のバランスも大きく崩れてしまいます。
犬歯をインプラント治療することで、周囲の歯を守ることができる点がメリットです。犬歯があることで奥歯の健康が保たれている部分があるため、なくなって噛み合わせに影響が出て、悪くすると奥歯もなくなってしまう可能性があります。
もしブリッジを装着しても、犬歯自体がないため、周囲の歯に犬歯にかかっていた負荷がそのままかかってしまい、負荷に耐えきれなかった歯を失ってしまうことになるからです。犬歯をインプラントにすることで、噛み合わせの不具合がなくなり、下顎も安定するでしょう。
犬歯をインプラントにすることで、犬歯がなくなったことを目立ちにくくすることができます。歯の治療の際には、見た目も重要になります。とくに、犬歯は前歯に近く、食事の際や話をするときなどに見えてしまいます。
そのため、ブリッジや部分的に入れ歯をすると見えてしまい、見た目が気になるという人もいます。一方でインプラントにすれば、土台の上にセラミックの義歯を装着する形になり、金属部分が見えない点がメリットです。
周囲の歯を削らなくて良いのも、犬歯をインプラントにするメリットです。もし犬歯がなくなった際にブリッジにするとなると、周囲の歯を削らなくてはならない可能性があります。
周囲の歯が健康であっても、削らないとブリッジを装着することができないからです。しかし、インプラントにするならそのような心配は必要なく、土台を顎に埋め込んでセラミックをかぶせるだけなので、周囲の歯に影響を及ぼすこともありません。
犬歯を抜歯した場合は、インプラントの治療がおすすめです。インプラントにするだけで周辺の歯を守ることもできるからです。
本記事では、犬歯の重要性やインプラントにした際のメリットについて解説しました。インプラントについて詳しいことを知りたいのなら、以下の記事を参考にしてみてください。
インプラントは外科手術を伴う高い技術が求められる治療です。
歯科医師のスキルの目安になる一つの指標が、
『厚生労働省認定歯科医師 臨床研修指導医』
という資格。
歯科医師に指導できるだけの経験や技術を持ち、常に研鑽を積んでいる医師だけが保有できます。
このサイトでは、厚生労働省認定の臨床研修指導医がいる歯科を、名医がいるクリニックとして定義。
そのうえで、さまざまなインプラントの治療法に対応しているかどうかでクリニックを比較しました。(2019年6月時点)
▼表は横にスクロールすることができます。
ケンデンタル クリニック |
ササキデンタル クリニック |
南外山堀井歯科 |
切らない治療 | 骨を厚く する治療 |
静脈内 鎮静法 |
オールオン4 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
記載なし | 〇 | 記載なし | 記載なし |
記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
※1 治療終了後も定期健診を受けられる方が対象になります。
※このサイトでは、厚生労働省が歯科医師臨床研修施設として認定している歯科を、名医がいるクリニックとして定義しています。