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インプラントによる治療には外科手術を伴いますが、手術後の入院は必要なのでしょうか?ここではインプラント治療を検討中の方へ向けて、インプラント手術後に入院が必要になるケースや手術後の注意点をご紹介します。
インプラント手術のための入院は原則必要ありません。所要時間は埋入する本数や骨の量によって異なりますが、基本的には午前中の早い時間帯に手術を始めれば、お昼過ぎには帰宅できるスケジュールです。全身麻酔ではなく局所麻酔で手術が行われるので回復も早く、手術当日に帰宅できます。
インプラントの手術は基本的に入院の必要はありませんが、下記のケースに当てはまる方は、入院が必要な場合があります。
事故などが原因で歯科以外の手術がある場合は、入院先でインプラント手術することがあります。
重度の糖尿病など全身疾患がある方は、傷口が治りにくく、細菌感染のリスクがあります。出血が止まらないリスクも高いため、入院が必要になるケースがあります。
インプラントにするためには、十分な骨の厚さや量が必要です。インプラントを入れる部分の骨が大きく不足している場合は、人工骨などで骨を増やす手術が必要です。術後の傷口を確認するために、入院が必要になるケースが多くあります。
インプラントの手術に入院は必要ありませんが、術後に注意しなければならないポイントがいくつかあります。
インプラントの手術を終えたら、1~2時間は飲食を控えましょう。手術では局所麻酔するので、麻酔が残った状態で飲食するとけがをする恐れがあるからです。
手術から1週間程度は激しい運動を控えましょう。運動すると血の巡りがよくなり、傷口が腫れたり、出血したりすることがあるからです。術後数日は軽い運動も控えた方が安心でしょう。
アルコールも1週間程度は控えてください。運動と同じように血流がよくなり、患部が腫れたり、炎症したりする恐れがあります。
長く湯船に浸かるのも、血行がよくなって傷口の悪化につながりかねません。術後2~3日はシャワーで済ませるとよいでしょう。
どんな場合でもいえますが、処方された薬は用法を守って飲みましょう。術後の感染症を防いだり、痛みや腫れを軽減したりできます。
インプラント手術後の入院について解説してきました。インプラント手術では、原則入院の必要はありません。しかし、重度の全身疾患がある場合や骨移植の処置がある場合などは、入院が必要になるケースがあります。
また、入院は必要なくても、食事や入浴、運動などで気を付けなければならないポイントがあります。インプラント手術の注意点について理解したうえでインプラント治療を受けましょう。
他にもインプラントに関しておさえておきたい基礎知識を以下のページで紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
インプラントは外科手術を伴う高い技術が求められる治療です。
歯科医師のスキルの目安になる一つの指標が、
『厚生労働省認定歯科医師 臨床研修指導医』
という資格。
歯科医師に指導できるだけの経験や技術を持ち、常に研鑽を積んでいる医師だけが保有できます。
このサイトでは、厚生労働省認定の臨床研修指導医がいる歯科を、名医がいるクリニックとして定義。
そのうえで、さまざまなインプラントの治療法に対応しているかどうかでクリニックを比較しました。(2019年6月時点)
▼表は横にスクロールすることができます。
ケンデンタル クリニック |
ササキデンタル クリニック |
南外山堀井歯科 |
切らない治療 | 骨を厚く する治療 |
静脈内 鎮静法 |
オールオン4 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
記載なし | 〇 | 記載なし | 記載なし |
記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
※1 治療終了後も定期健診を受けられる方が対象になります。
※このサイトでは、厚生労働省が歯科医師臨床研修施設として認定している歯科を、名医がいるクリニックとして定義しています。