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本記事では、インプラントオーバーデンチャーの治療方法をはじめ、メリットやデメリット、また各クリニックの費用相場について解説しています。インプラントオーバーデンチャーの治療を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
オーバーデンチャーとは、数本残った歯や歯根を支えにする入れ歯のことです。通常の入れ歯よりも安定感があり、外れにくいという特徴があります。このオーバーデンチャーをインプラントで支えるのが「インプラントオーバーデンチャー」です。
治療は、まず顎の骨にインプラントを必要な本数(2〜4本)埋め込みます。その後、埋め込んだインプラントに、義歯をつなぐためのパーツを取り付けるという流れです。入れ歯を装着するときに、パーツと留め具がカチッとしっかり留まります。
インプラントオーバーデンチャーのメリットには、すべてインプラントにするよりも費用が安いという点が挙げられます。総入れ歯でもインプラントを2〜4本行うことで安定するので、すべてインプラントを入れる必要がありません。
インプラントは定期的なメンテナンスが必要となりますが、インプラントオーバーデンチャーはインプラントの本数が少ないため、メンテナンスの維持費が小さいこともメリットのひとつです。
次に、装着する入れ歯がしっかり留まって動きにくいので、ズレにくくしっかり噛めること、また入れ歯が動くときに生じる痛みが起こりにくいという点もメリットです。また、入れ歯なので外して手入れしやすいというメリットもあります。
インプラントオーバーデンチャーのデメリットは、まず義歯を作るよりも費用が高くなる点が挙げられます。義歯は保険適用となるのに対し、インプラントは自費診療となりますので、義歯のみの治療よりも費用が高いです。
次に、インプラントオーバーデンチャーは通常の入れ歯よりも安定感が高いですが、完全固定型の入れ歯と比較すると安定感が劣る点も、デメリットとして挙げられます。
インプラントオーバーデンチャーの費用は、当然ながら本数によって費用が変わってきます。また、すでにある義歯を使用して治療するか、義歯から制作するかによって金額が異なります。
詳細な費用に関しては各クリニックに直接問い合ると良いでしょう。
クリニックによって料金設定はさまざまですが、治療費にはさまざまな諸費用が含まれているところが多いようです。先に挙げた治療本数などを加味した上での費用は、50〜150万円ほど、平均すると842,200円(税不明)となっています。
※2023年3月26日Google検索で確認できたクリニックで、費用掲載が確認できた上位10院の平均値を記載しています。
インプラントは外科手術を伴う高い技術が求められる治療です。
歯科医師のスキルの目安になる一つの指標が、
『厚生労働省認定歯科医師 臨床研修指導医』
という資格。
歯科医師に指導できるだけの経験や技術を持ち、常に研鑽を積んでいる医師だけが保有できます。
このサイトでは、厚生労働省認定の臨床研修指導医がいる歯科を、名医がいるクリニックとして定義。
そのうえで、さまざまなインプラントの治療法に対応しているかどうかでクリニックを比較しました。(2019年6月時点)
▼表は横にスクロールすることができます。
ケンデンタル クリニック |
ササキデンタル クリニック |
南外山堀井歯科 |
切らない治療 | 骨を厚く する治療 |
静脈内 鎮静法 |
オールオン4 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
記載なし | 〇 | 記載なし | 記載なし |
記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
※1 治療終了後も定期健診を受けられる方が対象になります。
※このサイトでは、厚生労働省が歯科医師臨床研修施設として認定している歯科を、名医がいるクリニックとして定義しています。