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この記事では、インプラント治療後の歯磨きの使用について詳しく解説します。インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
フッ素入り歯磨き粉がインプラントに適していないとされる主張は、フッ素がインプラントの素材で多用されているチタンの表面を腐食させることが理由です。チタンは耐食性に優れていますが、過剰なフッ素濃度にさらされることでその性質が弱まる可能性があります。さらに、インプラント周囲炎の原因になるという研究結果もあり、フッ素の使用に注意を促す声もあります。しかし、この影響は極めて高濃度での使用に限定されるため、日常のオーラルケアで問題になることは少ないと言えます。
日々のオーラルケアにおいて推奨されるフッ素濃度は、一般的にインプラントに対して安全だとされています。歯磨き粉に含まれるフッ素濃度は比較的低く、チタンの耐食性を低下させるほどではありません。実際にインプラントのメーカーや専門家の間では、日常的なフッ素濃度での使用がインプラントに有害であるという科学的証拠は極めて乏しいと言えるでしょう。定期的なプロのクリーニングと組み合わせることで、インプラントの健全な状態を保つことが可能です。
フッ素配合の歯磨き粉は、インプラント周囲炎の予防に効果を発揮すると言われています。フッ素は細菌の代謝を抑制し、プラークの形成を防ぐ働きを持っているため、インプラント周りの清潔を保つのに寄与します。インプラント周囲炎は細菌感染が原因となることが多く、フッ素配合歯磨き粉の使用はそのリスクを低減させるのです。
インプラント周囲の歯茎は非常にデリケートです。研磨剤入りの歯磨き粉を使用すると、この部分が損傷する恐れがあります。また、インプラントの表面にも傷がつくことで汚れが溜まりやすくなります。そこで推奨されるのは、研磨剤を含まない、やさしい成分で作られた歯磨き粉です。これによりインプラントを無理なく清潔に保つことが可能になり、長期的に健康な口内環境を維持できます。
インプラントのケアにおいて、顆粒の入っていない歯磨き粉を選択することは非常に重要です。顆粒があると、歯肉やインプラントの周囲の粘膜を傷つける原因となるためです。柔らかい歯肉を守りつつ、歯垢を効果的に取り除くためにも、スムースで泡立ちが穏やかな歯磨き粉が望ましいでしょう。
インプラント治療後のオーラルケアに適している歯磨き粉を見つける一つの方法は、歯科医院で取り扱っている製品を選ぶことです。専門家の推薦により、インプラントに対して安全で、かつ効果的な清掃を促進する歯磨き粉を選べます。歯科医院で扱っているものであれば、その品質や潔癖性、安全性が保証されているため、信頼して使用できることがほとんどです。定期的なメンテナンスの際に、歯科医師や歯科衛生士に相談し、適した製品を手に入れると良いでしょう。
インプラント治療後の歯磨き粉はフッ素が含まれているものでも問題ありません。研磨剤や顆粒が入っていないものを選択するようにしましょう。 当サイトでは、インプラントの基礎知識について解説しています。以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
インプラントは外科手術を伴う高い技術が求められる治療です。
歯科医師のスキルの目安になる一つの指標が、
『厚生労働省認定歯科医師 臨床研修指導医』
という資格。
歯科医師に指導できるだけの経験や技術を持ち、常に研鑽を積んでいる医師だけが保有できます。
このサイトでは、厚生労働省認定の臨床研修指導医がいる歯科を、名医がいるクリニックとして定義。
そのうえで、さまざまなインプラントの治療法に対応しているかどうかでクリニックを比較しました。(2019年6月時点)
▼表は横にスクロールすることができます。
ケンデンタル クリニック |
ササキデンタル クリニック |
南外山堀井歯科 |
切らない治療 | 骨を厚く する治療 |
静脈内 鎮静法 |
オールオン4 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
記載なし | 〇 | 記載なし | 記載なし |
記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
※1 治療終了後も定期健診を受けられる方が対象になります。
※このサイトでは、厚生労働省が歯科医師臨床研修施設として認定している歯科を、名医がいるクリニックとして定義しています。