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ここでは、インプラント治療における骨移植について紹介します。
インプラントでは、歯のない部分の顎骨に金属の歯根を埋め込み、そこへ人工の歯を装着します。つまり、顎の骨が不可欠で、顎の骨が十分に残っていない場合はインプラント治療ができません。
そこでインプラントを可能にするのが骨移植です。骨を顎に移植して十分な骨を確保し、そこへインプラント治療します。
インプラントができないくらい顎の骨が痩せてしまう原因はさまざまです。例えば、歯周病、合っていない入れ歯を長期的に使用した場合などが挙げられます。
顎の骨が原因でインプラントを受けられなかった人にとっては、骨移植は解決策になります。しかし、骨の状態(骨密度の低さや口内環境など)によっては、人工骨を使用する必要があります。
インプラントにおける骨移植の最大のメリットでしょう。たとえ顎の骨が痩せていても、移植によって受けられる可能性が高まります。
骨移植を受ける場合、費用が高くなりがちです。おおよその目安ですが、追加で5万円程度必要になると想定しておくとよいでしょう。
参照元:芦屋M&S歯科・矯正クリニック(https://matsuoka-shika.com/columns/bone-graft/)
通常のインプラントに加えて別途治療が必要になるため、骨移植すると治療期間は延びます。目安としては6~12ヶ月程度延びると考えておきましょう。
参照元:芦屋M&S歯科・矯正クリニック(https://matsuoka-shika.com/columns/bone-graft/)
治療に伴う痛み、治療期間が延びるストレスなど、骨移植によって新たなストレスを感じるかもしれません。
骨移植の手術は全身麻酔ではなく、静脈内鎮静法で行います。うたた寝しているかのように意識が弱くなるようなイメージです。意識があるため呼吸や会話も可能ですが、回復するまで院内で待機しなければなりませんので注意してください。
麻酔が十分に効いてきたあとは、歯茎を切り開きます。歯茎の状態、どのくらいの移植が必要なのかを確認します。
超音波切削器具を使い、移植元の骨を切ります。その後、その骨をトリミングして、しっかりと合ったら移植場所に固定します。
手術を終えて、麻酔の効き目がなくなるまで待機して手術は終了です。その後は抜歯と消毒が2週間後にあるので再度病院に行きましょう。
参照元:秋葉原総合歯科クリニック(https://akbtotaldc.com/blog_clinic/implant-bone-graft/)
骨移植は、顎の骨が原因でインプラントができない人が選択できる解決策です。手術期間が延びたり、痛みやストレスが伴ったり、また費用も高くなりますが、それでもインプラントを受けたい人にとっては大いに価値があるでしょう。
以下のページでは、インプラントに関する基礎知識をまとめています。医院選びの前の参考にしてください。
インプラントは外科手術を伴う高い技術が求められる治療です。
歯科医師のスキルの目安になる一つの指標が、
『厚生労働省認定歯科医師 臨床研修指導医』
という資格。
歯科医師に指導できるだけの経験や技術を持ち、常に研鑽を積んでいる医師だけが保有できます。
このサイトでは、厚生労働省認定の臨床研修指導医がいる歯科を、名医がいるクリニックとして定義。
そのうえで、さまざまなインプラントの治療法に対応しているかどうかでクリニックを比較しました。(2019年6月時点)
▼表は横にスクロールすることができます。
ケンデンタル クリニック |
ササキデンタル クリニック |
南外山堀井歯科 |
切らない治療 | 骨を厚く する治療 |
静脈内 鎮静法 |
オールオン4 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
記載なし | 〇 | 記載なし | 記載なし |
記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
※1 治療終了後も定期健診を受けられる方が対象になります。
※このサイトでは、厚生労働省が歯科医師臨床研修施設として認定している歯科を、名医がいるクリニックとして定義しています。