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こちらの記事では、即時荷重インプラントについて紹介しています。どのような治療なのかという点や、治療が可能な条件、メリット・デメリットなどをまとめています。即時荷重インプラントを検討されている場合には、ぜひチェックしてください。
即時荷重(そくじかじゅう)インプラントとは、インプラント(人工歯根)を顎の骨に埋め込んだ当日に、アバットメント(人工歯の土台)と固定式の仮歯を装着する治療法です。お口の骨の状態など、一定の条件を満たしている場合に可能となります。通常のインプラント治療とは異なり、手術をした当日に仮歯が入るため、歯のない状態で過ごす期間を大幅に短縮できるのが特徴です。
ただし、即時荷重インプラントで装着する仮歯は、見た目や発音の回復、そして噛み合わせのリハビリを主な目的としています。柔らかい食事であれば当日から食べられる場合もありますが、インプラントと骨がしっかりと結合するまでは、硬いものを噛まないよう注意が必要です。
インプラント治療について調べていると「抜歯即時インプラント」という言葉を目にすることがあります。これは「即時荷重」と別の治療法というわけではなく、治療のタイミングと機能させるタイミングの違いです。
「抜歯即時」は、歯を抜いたその日のうちに、インプラント体を埋め込む方法(タイミングの話)です。一方「即時荷重」は、インプラントを埋め込んだその日のうちに、仮歯を入れて機能させる方法(機能の話)になります。
実際の臨床では、この2つを組み合わせて抜歯をした当日にインプラントを埋め込み、さらに仮歯まで装着する(抜歯即時+即時荷重)というケースが多く見られます。ただし、抜歯した部位の骨の状態によっては、当日のインプラント埋入(抜歯即時)は可能でも、当日の仮歯装着(即時荷重)は適用が難しく、インプラントが骨に定着するまで数ヶ月待つケースもあります。
即時荷重インプラントは、まずは顎の骨に十分な高さや幅、奥行きがあることが必要です。さらに、インプラントを埋めた直後にしっかりとした固定(初期固定)を得るために、骨質が良好であることが求められます。また、治療を行った後は定期的なメンテナンスが必要となりますので、しっかりと通院ができることも必要です。そのほか、インプラントにかかる過度な負担を抑えるために、歯ぎしりや食いしばりなどの強い癖がない点も条件として挙げられます。
インプラント体を埋入した日に固定式の仮歯を入れられるので、会話や食事における支障を抑えられます。取り外し式の入れ歯のような違和感も少なく、手術した当日から軽い食事が可能です。ただし、インプラント体を埋入した部分に大きな負荷をかけると定着の治りが遅くなる可能性もあるため、硬いものを避けるように注意が必要です。
即時荷重インプラントの場合、外科手術の回数が1回で済むため、何度も切開や縫合を行う痛みのリスクを抑えられます。このように、インプラント手術の回数を少なくでき、治療期間も通常のインプラントよりも短くすることができます。手術を行った場合どうしても患者の心身には負担がかかるため、その点を軽減できる点もメリットのひとつです。
インプラントを埋入したその日に仮歯を入れるため、通常のインプラント治療とは異なり歯がない期間がありません。歯がないと見た目が気になる人や人と接する仕事をしている人にとっては大きなメリットといえます。
前述の通り、即時荷重インプラントの場合には手術回数と全体の通院回数を抑えられます。通院にかかる時間や交通費といった見えない負担を軽減できる点も魅力です。ただし、治療費そのものは高度な技術を要するため通常のインプラントよりやや高くなる傾向があります。あらかじめどのくらいの総費用がかかるのかを確認しておくことがおすすめです。
通常のインプラント治療の場合、手術にかかる時間は1本あたり30分ほどが目安です(インプラントを埋入する手術の前に骨造成の処置を行う場合には1時間程度)。
対して、即時荷重インプラントの場合には、インプラント体の埋入に加えてアバットメント・仮歯の精密な調整と装着までを1回の手術で行っていくため、通常のインプラント手術と比較すると、1回あたりの手術にかかる時間は長くなります。
即時荷重インプラントはその日のうちに噛むことはできますが、治療部位に大きな負担をかけないためにも一定期間の食事制限があります。具体的には、顎の骨とインプラント体が結合するまでは硬いものを噛むのを避ける必要があります。これを守らないとインプラントが定着せず失敗する可能性があるため、最終的な人工歯の取り付けまでは医師の指示に従い食事制限を行う必要があります。
高度な技術やCTなどの精密な治療環境が必要なので、即時荷重インプラントに対応できる歯科医院が限られるのも、デメリットのひとつといえます。通常のインプラント治療には対応しているものの、即時荷重インプラントは非対応という場合もあります。
A:手術当日に固定式の仮歯を装着するため、その日のうちに軽い食事をとることが可能です。ただし、インプラントが骨と完全に結合するまでは極端に硬いものは控える必要があります。
A:通常は埋入から数ヶ月の待機期間をおきますが、即時荷重は特殊な術式と高精度な診断(CT等)により、当日に仮歯を入れて荷重をかける点が異なります。治療期間が短縮でき見た目の回復も早くなります。
A:本数によりますが1本あたり30分〜1時間程度です。抜歯からインプラント埋入、仮歯の装着までを一度に行うため、通院回数や麻酔の回数を最小限に抑えられます。
A:手術が一度で済むため、何度も切開を繰り返す従来の方式より負担が少ない場合が多いです。痛み止めでコントロールできる範囲の痛みが数日続くのが一般的です。
A:顎の骨の量や密度が十分にあることが条件となります。重度の歯周病がある場合や骨が極端に薄い場合は、まず骨の再生治療を優先し従来の進め方を推奨することがあります。
A:健康状態に大きな問題がなければ可能です。手術回数が少ない即時荷重は高齢の方の体力的な負担を軽減できるというメリットもあります。
A:高度な技術と専用の器具を使用するため通常の術式より数万円ほど加算される場合が多く、正確な見積もりは術前診断(CT検査等)の後にわかることが一般的です。
A:適切な診断に基づき正しい術式で行えば成功率は従来のインプラントと同等です。大切なのは術後の定期的なメンテナンスと毎日のブラッシングなので欠かさないようにしてください。
こちらの記事では、即時荷重インプラント治療を行う場合に期待できるメリットや、考えられるデメリットについて紹介・解説を行ってきました。インプラントを埋入したその日に仮歯の装着まで行うので、発音や食事、見た目などを気にせずに過ごすことができるようになります。即時荷重インプラントを検討している場合には、まずは対応している歯科医院で相談をしてみてください。
インプラントは外科手術を伴う高い技術が求められる治療です。
歯科医師のスキルの目安になる一つの指標が、
『厚生労働省認定歯科医師 臨床研修指導医』
という資格。
歯科医師に指導できるだけの経験や技術を持ち、常に研鑽を積んでいる医師だけが保有できます。
このサイトでは、厚生労働省認定の臨床研修指導医がいる歯科を、名医がいるクリニックとして定義。
そのうえで、さまざまなインプラントの治療法に対応しているかどうかでクリニックを比較しました。(2019年6月時点)
▼表は横にスクロールすることができます。
| ケンデンタル クリニック |
| ササキデンタル クリニック |
| 南外山堀井歯科 |
| 切らない治療 | 骨を厚く する治療 |
静脈内 鎮静法 |
オールオン4 |
| 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 記載なし | 〇 | 記載なし | 記載なし |
| 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
※1 治療終了後も定期健診を受けられる方が対象になります。
※このサイトでは、厚生労働省が歯科医師臨床研修施設として認定している歯科を、名医がいるクリニックとして定義しています。