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インプラント治療は保険適用外のため、数十万円から数百万円という高額な自己投資になります。だからこそ「せっかく高いお金を払っても、10年後にはダメになってしまうのでは?」「インプラントの寿命が来たらどうなるのか?」と、長期的なリスクに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、インプラントの10年生存率に関する客観的な研究データや将来起こりうるトラブルを解説します。あわせて、万が一、インプラントが寿命を迎えた場合の対処法や長持ちさせるためのコツも紹介しますので、治療を検討する際の参考にしてください。
インプラントの寿命は、日々のケアや口内環境などの個人差によって左右されます。ここでは、長期的な使用状況を追跡した研究データをもとに、10年後の状態をイメージしてみましょう。
10年以上にわたってインプラントの経過を追跡した複数のデータを集め、合計7,111本のインプラントの生存率を分析した報告があります。このデータによると、インプラントの10年生存率は94.6%という高い数値が示されました。
これは、治療から10年という長い年月が経過した後も、9割以上のケースでインプラントが抜け落ちることなく、機能し続けていることを表す重要なデータといえます。
参照元:Int J Oral Maxillofac Surg「Evaluation of survival and success rates of dental implants reported in longitudinal studies with a follow-up period of at least 10 years: a systematic review」2015.Mar 44(3) 377-388p(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25467739/)
スイスで行われた別の研究では、303名に埋め込まれた511本のチタン製インプラントを対象に、10年間の追跡調査を実施。その結果、生存率98.8%、成功率97.0%という数値が確認できます。
ここでいう生存率とは、インプラントが口の中に残っている割合のことです。一方の成功率とは、骨の減少や化膿がなく、インプラント周囲炎にもかかっていないなど、より厳しい基準(臨床的な成功基準)を満たした割合を指します。
単に残っているだけでなく、健康な状態を維持できている成功率においても高い数値を記録していることから、適切な管理を行えば長期にわたって良好な状態を保てる治療であることがうかがえる結果です。
参照元:Clin Implant Dent Relat Res「10-year survival and success rates of 511 titanium implants with a sandblasted and acid-etched surface: a retrospective study in 303 partially edentulous patients」2012.Dec 14(6) 839-851p(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22897683/)
生存率が高いとはいえ、長期間使用するうちに噛み合わせの変化や細菌感染などが原因となり、トラブルが発生する可能性はゼロではありません。具体的にどのような問題が起こりうるのかを知っておくことが大切です。
インプラントの被せ物(人工歯)は、長年の噛み合わせによって天然の歯と同じように少しずつすり減っていきます。とくに無意識の歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、通常よりも早く摩耗が進んだり、強い衝撃で人工歯が欠けたりすることが珍しくありません。
また、インプラント本体(人工歯根)と人工歯をつなぐネジ部分が緩んでくることもあり、放置すると噛むたびにぐらつきや違和感が生じます。
インプラント周囲炎とは、細菌感染によってインプラント周りの歯ぐきや骨が炎症を起こす病気です。天然歯の歯周病と似ていますが、インプラントには細菌の侵入を防ぐ歯根膜(しこんまく)がないため、一度発症すると進行が非常に早いという特徴があります。
初期段階では歯ぐきの腫れや出血程度ですが、進行するとインプラントを支える顎の骨が溶かされ、最終的にはインプラントが抜け落ちてしまうケースも存在します。
長く使う中でトラブルが起きてしまった場合の対応と、インプラントを10年、20年と長持ちさせるための具体的な予防策を見ていきましょう。
トラブルの内容によって、対処法は大きく異なります。
人工歯が欠けたりネジが緩んだりしただけであれば、人工歯の作り直しやネジの締め直しといった簡単な処置で元の状態に戻せるケースがほとんどです。インプラント本体を抜く必要はありません。
一方で、インプラント周囲炎が重症化して骨が大きく溶けてしまった場合は、インプラントを一度撤去する必要があります。骨の状態が回復すれば再手術が可能なこともありますが、いずれにしても異変を感じたら自己判断で放置せず、すぐに歯科医院を受診することが最悪の事態を防ぐ鍵となります。
インプラントを長持ちさせる基本は、毎日の歯磨きです。通常の歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを活用し、インプラントと歯ぐきの境目に汚れを残さないように心がけましょう。
また、歯ぎしりや食いしばりによる過度な負担を防ぐため、就寝時に専用のナイトガード(マウスピース)を装着することも寿命を延ばす有効な手段です。喫煙も血流を悪化させて周囲炎のリスクを高めるため、禁煙を検討することをおすすめします。
インプラントの機能を長期的に維持するためには、歯科医院での定期的なメンテナンス(プロによるクリーニングや噛み合わせの調整)が不可欠です。
歯科医院を選ぶ際は、インプラント本体と上部構造(人工歯)それぞれに何年間の保証がついているか、またその適用条件(定期検診への通院が必須など)を事前にしっかり確認しておきましょう。手厚い保証と充実したメンテナンス体制が整っている医院を選ぶことが、長期的な不安の解消につながります。
インプラントは、適切なケアを続ければ10年後も問題なく使い続けられる可能性が高い治療法です。その一方で、人工歯の破損やインプラント周囲炎といった長期使用にともなうトラブルのリスクも存在します。
高い費用を無駄にせず長く安定して使い続けるためには、自身でのセルフケアはもちろん、保証制度や術後のフォロー体制が整った信頼できる歯科医院を選ぶことが何よりも大切です。
以下のページでは、小牧市内で痛みへの配慮や丁寧なカウンセリングを実践している歯科医院を紹介していますので、医院選びの参考にしてみてください。
インプラントは外科手術を伴う高い技術が求められる治療です。
歯科医師のスキルの目安になる一つの指標が、
『厚生労働省認定歯科医師 臨床研修指導医』
という資格。
歯科医師に指導できるだけの経験や技術を持ち、常に研鑽を積んでいる医師だけが保有できます。
このサイトでは、厚生労働省認定の臨床研修指導医がいる歯科を、名医がいるクリニックとして定義。
そのうえで、さまざまなインプラントの治療法に対応しているかどうかでクリニックを比較しました。(2019年6月時点)
▼表は横にスクロールすることができます。
| ケンデンタル クリニック |
| ササキデンタル クリニック |
| 南外山堀井歯科 |
| 切らない治療 | 骨を厚く する治療 |
静脈内 鎮静法 |
オールオン4 |
| 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 記載なし | 〇 | 記載なし | 記載なし |
| 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
※1 治療終了後も定期健診を受けられる方が対象になります。
※このサイトでは、厚生労働省が歯科医師臨床研修施設として認定している歯科を、名医がいるクリニックとして定義しています。