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インプラントは一部の例外を除いて自由診療となるため、治療費が高額になりがちです。年収300万円前後の方にとっては、家計への負担が大きな懸念点となるでしょう。そこで、少しでも実質的な負担を軽減するために活用したい制度が医療費控除です。
こちらでは、年収300万円の方がインプラント治療で医療費控除を受けた場合、どの程度の節税につながるのかを治療費別にシミュレーションします。申請方法や家族の医療費を合算する際のポイントもあわせて解説しますので、費用面で治療を迷っている方はぜひ参考にしてください。
インプラント治療は原則として全額自己負担の自由診療ですが、単なる美容目的ではなく、歯の機能を回復させるための治療であれば医療費控除の対象として認められます。国税庁の見解でも、歯科医師による専門的な治療対価として一般的に支出される水準を著しく超えない範囲であれば、医療費控除の適用範囲内とされています。
医療費控除額は、基本的に以下の計算式を用いて求めます。
医療費控除額=その年に支払った医療費の総額-保険金などで補てんされる金額-10万円(※)※総所得金額等が200万円未満の場合は、10万円ではなく「総所得金額等の5%」を差し引きます。
会社員で給与収入のみ(年収300万円)の場合、給与所得控除を差し引いた総所得金額は約202万円となるため、足切り額は「10万円」が適用されるケースが一般的です。なお、医療費控除の対象となるのは、その年の1月1日から12月31日までに実際に現金を支払った医療費のみとなります。未払い分は、支払いが完了した年の控除対象として扱われる点に注意しましょう。
年収300万円の給与所得者が医療費控除を申告すると、納めすぎた所得税が還付されるだけでなく、翌年度に課される住民税の負担も軽くなります。具体的な節税効果をイメージしやすくするため、治療費が30万円、50万円、100万円のケースに分け、それぞれの目安を見ていきましょう。
以下の試算は、給与収入が300万円(総所得金額202万円、足切り額10万円)で、医療費以外の諸条件を一定とした場合を想定しています。計算の便宜上、所得税率は5%(復興特別所得税を含むと仮定)、住民税の所得割は10%として算出しました。
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| 治療費 | 医療費控除額 | 所得税の軽減額 | 住民税の軽減額 | 合計の節税額 |
|---|---|---|---|---|
| 30万円 | 20万円 | 約1.0万円 | 約2万円 | 約3.0万円 |
| 50万円 | 40万円 | 約2.0万円 | 約4万円 | 約6.0万円 |
| 100万円 | 90万円 | 約4.6万円 | 約9万円 | 約13.6万円 |
表からわかるとおり、治療費が高額になるほど医療費控除額も大きくなり、結果として得られる節税効果も高まります。
ただし、実際に発生する税額は、社会保険料の支払額や扶養親族の状況、住宅ローン控除などの適用状況によって一人ひとり異なります。記載されている金額はあくまで一つの目安として捉え、個別の状況に応じた資金計画を立てるようにしてください。
医療費控除の対象となるのは、自身の治療費だけではありません。世帯全体の医療費や関連費用を漏れなく合算することで、控除額をさらに増やすことが可能です。
納税者本人だけでなく、生計を一にしている配偶者や子ども、親族の医療費も合算して申告できるのが医療費控除の大きな特徴です。たとえば、共働きで妻の医療費を夫が支払った場合でも、日々の生活費を共にしている家族であれば、夫の医療費控除に含めることが認められています。
また、インプラント治療に通うための電車やバスといった公共交通機関の運賃も控除対象です。自家用車のガソリン代や駐車場代は対象外となりますが、通院にかかった交通費の履歴はしっかり記録に残しておきましょう。
同じ年収300万円という条件であっても、基礎控除や配偶者控除、生命保険料控除などの適用状況によって個人の課税所得が変わります。課税所得が少ない方は、もともと納めている所得税額も低くなるため、医療費控除によって手元に戻る還付金の上限額も変動する仕組みです。
実際の節税効果は年収の数字だけではなく、家族構成や適用される各種所得控除の組み合わせによって変化するという点を押さえておくと安心です。
インプラント治療は数十万円単位の費用がかかるため、一度に支払うのが家計の負担になってしまうケースも少なくありません。手元にまとまった資金がない場合は、デンタルローンを利用して分割払いに変更する方法も有効な選択肢となります。
ローン会社が歯科医院へ治療費を立て替えて支払った年が医療費控除の対象となるため、自身の支払いが完了していなくても、立替払いの総額で申告手続きを進められます。
ただし、ローン契約で生じる金利や分割手数料は医療費控除の対象外です。申告の際には領収書の代わりに、ローン契約書の写しが必要になることも多いため、書類は大切に保管してください。毎月の返済額だけでなく、金利を含めた総支払額を把握したうえで無理のない計画を立てることが重要です。
医療費控除は、会社が行う年末調整では適用されません。原則として自身で確定申告を行う必要があるため、必要な書類を整理し、以下の手順に沿って手続きを進めましょう。
確定申告の準備として、まずはインプラント治療にかかった費用や家族の医療費、通院交通費などを整理し、「医療費控除の明細書」を作成します。医療機関や薬局ごとに支払った金額をまとめておくと、後の入力作業がスムーズです。
なお、以前のように領収書を直接提出する必要はありませんが、税務署から求められた際に提示できるよう、確定申告期限の翌日から5年間は自宅で保管する義務があります。健康保険組合から送付される「医療費通知」を活用すれば、明細書の記載事項を一部簡略化することも可能です。
国税庁のウェブサイトにある「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば、画面の案内に従って金額を入力するだけで自動的に計算が行われます。マイナンバーカードをお持ちの方は、マイナポータル連携サービスを利用することで、医療費の通知情報を自動で取り込むこともでき、手入力の手間を大幅に省けます。
実際の申告手続きは、「医療費の領収書等を集計する」「作成コーナーに入力する」「内容を確認する」「e-Taxで送信する」という流れです。案内にしたがって進められるため、初めて確定申告を行う方でも大きな混乱なく完了させられるでしょう。
年収300万円の方でも、インプラント治療に医療費控除を活用することで、所得税や住民税の負担を数万円単位で軽減できる可能性があります。制度を賢く利用する際は、自身の治療費だけでなく、生計を一にする家族の医療費や通院交通費も合算して申告することがポイントです。一括払いが難しい場合はデンタルローンも視野に入れつつ、家計に負担をかけすぎない資金計画を立ててみてください。
以下のページでは、小牧市でインプラント治療を提供している歯科医院の選び方や情報をまとめています。これから治療を検討される方は、ぜひ医院探しの参考に、こちらもあわせてお役立てください。
インプラントは外科手術を伴う高い技術が求められる治療です。
歯科医師のスキルの目安になる一つの指標が、
『厚生労働省認定歯科医師 臨床研修指導医』
という資格。
歯科医師に指導できるだけの経験や技術を持ち、常に研鑽を積んでいる医師だけが保有できます。
このサイトでは、厚生労働省認定の臨床研修指導医がいる歯科を、名医がいるクリニックとして定義。
そのうえで、さまざまなインプラントの治療法に対応しているかどうかでクリニックを比較しました。(2019年6月時点)
▼表は横にスクロールすることができます。
| ケンデンタル クリニック |
| ササキデンタル クリニック |
| 南外山堀井歯科 |
| 切らない治療 | 骨を厚く する治療 |
静脈内 鎮静法 |
オールオン4 |
| 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 記載なし | 〇 | 記載なし | 記載なし |
| 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
※1 治療終了後も定期健診を受けられる方が対象になります。
※このサイトでは、厚生労働省が歯科医師臨床研修施設として認定している歯科を、名医がいるクリニックとして定義しています。